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まいにちえがお新聞

女子大生の日常のような雑記です。ラジオやってます。神木隆之介くんとウニ丼を食べるのが目下の目標です。→erimomo.com←

探偵物語

ドラマではなく映画の『探偵物語』を観ました。

主演・松田優作薬師丸ひろ子
原作・赤川次郎
脚本・鎌田敏夫

わたしの大好きな赤川次郎先生の原作で、大好きな脚本家の鎌田敏夫さんの作品。
70~80年代の雰囲気がモロに出ている最高の作品でした…。

つくったものじゃなくて、本当にありのままの昭和の作品なので、建物、洋服、空間の全部をみているだけでもお腹いっぱいになれました…。

あと、赤川次郎っぽさがちゃんと出てたのもすご~~~くよかったです。

なんか、最後にえーっ!?ていっちゃう仕掛けがあって、それはずっとさりげない伏線としてあって、その発想の豊かさにいつもびっくりさせられます。
天才です…赤川次郎先生は(;_:)

あと、痴情のもつれがいい感じに描かれてるんですよね~。ドロドロしすぎではない程度に、男と女がそういう関係になっている姿をかくのが本当に上手です。みんな引き込まれちゃうかんじ。

庶民的すぎず、バブリーすぎず、アンダーグラウンドな世界も描きながら、本当にバランスよく進んでいく。

大人な世界と、まだまだこどもなところを、上手に上手に描いてるんですよおぉぉ。大人って、大人だし考えもそれなりにしっかりあるんだけど、やっぱりこどもだと思うのです。

そこを、隠しているけれど出てしまうかんじがね…!それが全然恥ずかしくなくて、自然で、むしろ素敵なシーンになっちゃうかんじがね!

大人の恋なのに甘酸っぱくなっちゃうんですよぉ。ほんとに素敵!!!

赤川次郎先生の賞賛文みたいになっていますが…。鎌田敏夫さんの脚本も監督の技術も素晴らしかったのだと思います♡


以下、ネタバレ含む作品の感想です。

新井家のお手伝いさんが、お嬢様に、「パパのこと、愛してる?」って聞かれたとき。
「愛なんて…言うと減るものですよ」
といったんです。

ウワー!ってなりました。なんか、なんか、確かにそうかもしれない、と思いました。
愛なんて、口にだしたらそのぶん減っちゃいそう、なほど、脆いものなのかも、…。
何が愛かは、あえて定義しなおすことはしません。

愛があったとしても、わざわざ口にだすものでもない、との考えに、なるほどそうだな、と感心したところでした。


あと、薬師丸ひろ子松田優作の部屋にきたときのこと。
「一人は寂しいさ。誰だって一人は寂しい。でも、甘えちゃいけねえときだってあるんじゃないのか」
って松田優作が言ったのです。

これね、もう、うううーーわかるわかるわかるよーーーって(;_;)(;_;)

やっぱ優作も寂しいよね?だよね?って、嬉しくなりつつ寂しくなりました。
ひとりはさみしい。なんだか、これって大人になるにつれて大きな声で言えなくなってきちゃいそうな気がするのです。
わたしは、さみしい、って言葉さえ、なかなか言えなくて。
でも、さみしいんだけど、その感情を認めると余計さみしくなるから、抑えこんだりしちゃうときもあって。

なんか、そこをビシッと、ひとりは寂しいよ。って言えちゃうところ、かっこいいなあ…って思いました。

甘えちゃいけないときもあるんですよね~…
そこらへんしっかりしないと大変なことになっちゃいそうです。うん。


薬師丸ひろ子のあどけなさと純粋さのなかに見え隠れする大人の色気!
少女と女性のほんとに狭間にいるひとりの女のもろさね!この時にしか撮れないものをしっかり撮ったんだと思います。

ほんとにすばらしい作品でした… レトロハンターの自分からしたら宝物のような作品です。

興味がでた方は、ぜひ!(*^_^*)♡